仙台育英(宮城)の“未完のスラッガー”6番鈴木拓斗外野手(2年)が、今大会2号で2年連続の決勝進出を呼び込んだ。3-1の3回1死二塁。1ボールから118キロ真ん中高めカーブをバックスクリーン右に運ぶ2ランを決めた。「負けてしまうと3年生と野球ができなくなってしまうので、1試合でも多く3年生と野球がしたいと思って打った」。3回戦・履正社(大阪)戦でも先制2ラン。昨夏のチーム本塁打は1本のみだが、鈴木の1発は今大会最多を更新する5本目となった。
持ち味の長打力を発揮して聖地で輝きを放っているが、今春は打てずに苦しんだ時期もあった。6月の春季東北大会後、打撃に比重を置いて練習。「守備の時間を全部バッティングにあてて、練習のほとんどがバッティング」と9対1ぐらいの割合で取り組んできた。多いときには1日1000スイングほど振り込んだ。その成果もあり、夏の県大会は5試合で打率3割8分9厘、4打点と甲子園出場の原動力になった。
自身としては初の決勝戦に臨む。鈴木は「先制点を取って夏連覇に向けて頑張ります」と意気込んだ。

