プロ入りを希望する高校生・大学生が各連盟に提出するプロ志望届が12日に締め切られた。公示された選手は26日のドラフト会議で指名の対象になる。

一方で、注目選手の多くが今回のプロ入りを見送る決断をした。

高校生では、史上最多の高校通算140本塁打を放った花巻東・佐々木麟太郎内野手が米大学への入学を目指すことを表明した。

甲子園で昨夏V、今夏準Vの仙台育英(宮城)のダブルエース高橋煌稀、湯田統真も大学に進学。今夏の甲子園で優勝した慶応(神奈川)は丸田湊斗外野手ら主力がそろって進学する。センバツ優勝の山梨学院も主砲の高橋海翔内野手をはじめ、提出者なし。最速151キロを誇る専大松戸(千葉)の平野大地投手も提出を見送った。

9月のW杯で世界一になったU18日本代表メンバーも主将を務めた広陵(広島)・小林隼翔内野手、大会MVPの横浜(神奈川)・緒方漣内野手、徳島商・森煌誠投手らが志望届を出さなかった。同メンバーの提出者は7人だった。

日米大学野球の日本代表では、慶大・宮崎恭輔捕手(国学院久我山)と亜大・天井一輝外野手(広島商)が提出しなかった。

東京6大学では今秋の打率トップを走る慶大・栗林泰三外野手のほか、法大・内海貴斗内野手(横浜)、早大・野村健太内野手(山梨学院)ら高校時代から注目された選手の名前もなかった。全日本大学選手権でノーヒットノーラン達成の天理大・真城翔大投手も届出を見送った。

【一覧】大学生プロ志望届提出者

【一覧】高校生プロ志望届提出者