金足農は、エース吉田大輝投手(2年)が104球の省エネ投球で無四球の完封勝利を飾った。
1回裏はわずか4球。3回2死二塁でセンター前に運ばれるが、高橋佳佑主将(3年)の好返球でアウトにする。4回には先頭打者に安打を許すも、けん制でアウトを取る場面もあった。最後まで球威が落ちることなく、抑え込んだ。
吉田は「まだ(10日の)明桜戦の疲労も残っている中で、省エネっていうか、低めに集めて打たせて取ろうと意識していました」と振り返った。奪三振は6と少なめだったが、速球、スライダーともにコースに制球されていた。
兄の輝星(オリックス)がエースだった2018年(平30)以来となるベスト8入りについては「着実に1歩ずつ(甲子園に)近づいているなって感じています」と話した。
2戦連続で吉田が完投したことに、中泉一豊監督は「理想から言うと、前半でもうちょっと得点を重ねて他のピッチャーにつなぎたかった」と言う。試合前は左腕の近藤暖都、試合中は花田晴空、太田条治(いずれも3年)が投球練習をして準備していたが、接戦とあって交代のタイミングがなかった。勝ち抜いていくためにも、吉田以外の投手をいかに起用するかがポイントになりそうだ。

