楽天が今季初のサヨナラ勝ちを収めて10勝目を挙げた。首位ソフトバンクを相手に福岡で2勝1敗と勝ち越し、移動ゲームで迎えたこの日の一戦。劇的勝利で貯金を今季最多タイの3とし、同率首位のソフトバンク、オリックスを0・5ゲーム差で追う。

0-0の延長11回。1死から辰己涼介外野手(29)が左前打で出塁し、盗塁と相手の失策で三塁まで進む。最後は2死から村林一輝内野手(28)が左前にサヨナラ打を放った。村林は「必死になってやった結果、勝ち切れて本当に良かった」とうなずいた。

今季初登板初先発の藤井聖投手(29)は6回2安打無失点で試合をつくった。2回に不運な当たりで無死二塁としたが、石川慎、藤岡を連続三振、最後は岡を遊ゴロに封じた。5回1死二、三塁のピンチも切り抜けた。左腕は「緊張もしたんですけど、とにかくチームの勝ちに貢献したいっていう一心で、チャンスいただいたんで、そのチャンスに応えたいなと思って全力で投げた」と振り返った。

救援陣も無失点リレーでつないだ。7回1死二、三塁で登板した柴田大地投手(28)は2三振を奪い火消しに成功。西垣雅矢投手(26)、藤平尚真投手(27)、田中千晴投手(25)らも粘って3時間39分の熱戦で勝利を手にした。