西武台(埼玉)が1点差で逃げ切り、3回戦進出を決めた。最速144キロのエース右腕、大竹悠太投手(3年)が1失点完投し、勝利に導いた。
エースの力投で白熱の接戦を制した。1点リードの9回に2死三塁と同点のピンチを背負った。それでも大竹は「同点でも大丈夫と思っていた」と開き直って投げた。最後は低めの変化球で三ゴロに打ち取り、勝ちきった。「初戦でちょっと緊張した。6回からいつもの感じを取り戻して、押せるようになった」とホッとした表情で振り返った。
自慢のスタミナで投げきった。「夏の初めて先発する試合で完投するのが目標だった」と、疲れた状態でも力を入れて投げられる体を目指した。20球程度の投げ込みとポール間走1往復を交互に行う練習を行い、スタミナの向上に取り組んだ。この日は尻上がりに球威が上がるタフさを見せ、9回のピンチも「(体力は)余裕でした」と涼しげだった。
チームの目標は「歴史を変える」。大竹は「埼玉で7回校歌を歌って、甲子園でも歌いたい」と意気込む。悲願の夏の甲子園初出場へ、大宮の空にまずは1度目の校歌を響かせた。【野見山拓樹】

