清宮先輩、野球道具がいいです!プロ注目の早実(西東京)・宇野真仁朗内野手(3年)が2戦連発となる満塁本塁打を放ち、高校通算64本塁打で西武、巨人などで活躍した清原和博氏(56)に並んだ。最大9点あったリードを追いつかれる大混戦も、最後は8回1死から四球で出塁し、後続の適時打で勝ち越しのホームを踏んだ。夏の甲子園は日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が1年生だった15年を最後に遠ざかっており、後輩たちへの差し入れ願望を明かした清宮に、練習道具をおねだり? した。
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雷雲接近による54分間の中断を挟んでプレーボールから約4時間半後。ナイター照明のともる午後7時に熱戦を終えた早実・宇野は感慨深げだった。「1年の夏から出させてもらってるんですけど、この8強の壁がなかなか越えられなかった。終わってホッとしました」と吐露した。
序盤から勝負強さを見せた。2点を追う2回1死満塁でこの日2度目の打席に立った。内角寄りのチェンジアップを左翼席に放り込んだ。「追い込まれていたのでせめて外野にと。やっとこういう(大事な)場面で打てた」。一時逆転の満塁弾で主導権を握った。前日21日にも63号を放ったばかり。木製バットで16本目、公式戦では5本目のアーチをかけた。
国学院久我山には過去5年間で2度、夏を阻まれている。今年も死闘になった。4回まで9点あったリードを追いつかれた。その中で満塁弾を含む2安打4打点3得点の活躍。同点の8回には1死から四球で出塁し、二盗で好機を拡大。決勝のホームを踏んだ。早実の主砲らしい躍動だった。
「ここで打ってくれっていう場面で打ってくれるのが歴代の早実の主砲だと思う」と名前を挙げたのは日本ハム清宮。早実の4強入りは清宮が3年時以来で、夏の甲子園には清宮の1年時を最後に出場していない。その先輩は「めっちゃ甲子園いってほしいっす。早く寄付させてくれ」と後輩たちへの“物的支援”を熱望? している。
あと2勝。宇野は「東京で一番甲子園出場回数が多い。プライドがある。自分たちの代で打ち破って甲子園に出るぞって気持ちです」と意気込みつつ、「やっぱり道具がほしいです。スパイクとか、いろいろ…」。出場を決めた際の贈り物を、清宮先輩に控えめにおねだりした。【鎌田良美】
▽ロッテ福沢スカウト(早実・宇野が満塁弾)「すごい試合だね。長打力に魅力がある。足も速い」

