<高校野球大阪大会:大阪桐蔭3-1東海大大阪仰星>◇28日◇決勝◇シティ信金スタ

東海大大阪仰星には投手陣を引っ張った同学年兄弟がいる。背番号1の壱崎結稀(ゆいき)投手(3年)と10の壱崎晃心(こうしん)投手(3年)だ。準決勝の大商大高戦では弟の結稀が5回1失点の好投で39年ぶりの決勝進出に貢献し、決勝では弟に負けじと兄の晃心が大阪桐蔭相手に7回3失点の力投。甲子園出場にはあと1歩届かなかったが、兄弟先発バトンでチームの快進撃を支えた。

同学年の2人は中学時代まで大阪・交野ボーイズで共にプレーし、友達の関係であったが、5年前の両親の再婚により家族となった。当時について、結稀は「友達が家族になったというので戸惑いはあった」と話し、晃心も「びっくりした」と振り返るが、同校入学後は互いを高め合う存在へ。同じ目標を目指し、2人で突っ走ってきた。

目標達成は逃したが、敗退後、2人の目に涙はなかった。兄の熱投をベンチから見ていた弟は「楽しそうに投げていたし、めちゃめちゃ良いピッチングでした」とうれしく語り、兄も「結希がいなかったら絶対ここまで来られていない」と感謝した。「最後は『ありがとう』と伝えたい」と話す兄と、「ずっと一緒にやってきたので感謝の気持ちを伝えたい」と話す弟。甲子園には届かなかったが、兄弟愛に満ちた夏となった。【斉藤龍平】

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