「ノーサイン野球」が新風を巻き起こすか。春夏通じて初出場のエナジックスポーツ(沖縄)が、至学館(愛知)と対戦する。

沖縄県勢最速の創部3年目でセンバツ初出場を決めた新進気鋭のチーム。機動力を生かすノーサイン野球を特徴に、24年の春季沖縄大会で初優勝、昨夏、秋は県準Vと県内屈指の強豪校へとのし上がった。

そんな型破りな戦術を推し進めたのが、神谷嘉宗監督(69)だ。浦添商時代に08年夏の甲子園4強強入り、14年には美里工を率いて初のセンバツ出場へと導いた。そんな名将に率いられ、九州大会で5人が打率3割超と強力打線を形成。特に、昨秋の公式戦9試合打率4割3分3厘をマークした1番イーマン琉海内野手(3年)が機動力が売りのチームの鍵を握りそうだ。

一方、至学館はエース尾崎陽真投手(2年)が勝敗を左右する。昨秋の公式戦10試合4完投(2完封)、防御率0・81とチームをけん引。23年秋から監督を務める鈴木健介監督(43)体制で初の甲子園に臨み、春夏通じて初勝利を目指す。