関東第一が2年連続10度目の甲子園出場を決めた。二刀流の坂本慎太郎外野手(3年)が中1日で先発。準決勝の実践学園戦で5安打完封、126球を投げた疲れも見せず、緩急をつけた投球でアウトを重ね、1失点完投に抑えた。

今大会4試合で2完封2完投と大黒柱の貫禄を見せた。米沢貴光監督(49)は「一見調子が悪く見える時でも状況を冷静に考えられる」と信頼を寄せる。

帽子のつばには、昨夏のエース坂井(ロッテ)が書いた「勇者」の文字。「勇者らしくやれと言われた」と先輩の思いを胸に投げ続けた。

打っては、4回に先頭で右越えソロを放ち、自ら貴重な追加点を挙げた。8回にも右翼フェンス直撃の二塁打でチャンスをつくり、代打井口瑛太(2年)のダメ押し適時打を呼び込んだ。

昨夏の甲子園は準優勝とあと1歩届かなかった。決勝の京都国際戦で、坂本は最後の打者となり三振に倒れた。「去年の借りを絶対に返す。先輩方や支えてくれた家族に恩返ししたい」と誓った。創部100周年を迎える名門が、悲願の大旗をつかみにいく。

○…関東第一スタンドには昨夏、甲子園準優勝メンバーの卒業生が応援のために大集結した。ロッテ坂井遼投手(19)も駆けつけ「今日は練習が休みで観戦に来ました。元気よくやれば大丈夫。甲子園でも頑張って欲しいです」と、スタンドで大きな声援を送っていた。

【夏の地方大会2025 特集ページ】はこちら>>