広陵硬式野球部は30日、広島市内にある同校グラウンドで行われた秋の公式戦初戦で、油木に23-0で大勝した。来春センバツにつながる秋季広島県大会への出場校を決める地区予選初戦で、松本健吾新監督(34)のもと、新体制での公式戦初陣で5回コールド勝ち。試合後、松本監督は「初戦ということで緊張もあったと思うんですけど、選手たちは目の前の試合に一生懸命臨んでいた」と振り返った。
同校は今夏甲子園では過去の暴力事案を巡り、大会途中での辞退となった。8月21日には中井哲之監督(63)の退任など新体制を発表。副部長だった松本新監督はこの日が公式戦初采配だった。地区大会初戦では異例となる報道陣20社以上も集結。松本監督は選手に「とにかく一生懸命やろう。これだけの方に注目していただいているけど、とにかく試合に集中しよう」と声をかけたという。
試合は広陵打線が初回からつながり、23得点で大勝。4安打でけん引した曽根丈一郎主将(2年)は「まずは勝って良かった。次に試合がつながっていくので切り替えていきたい」と次戦に目を向けた。
試合後は広島県高野連と学校の総意で試合に関する質問のみと注意喚起される中、松本新監督は「どなたからも応援してもらえるようなチームにというのは常々言っております。とにかく謙虚に一生懸命目の前に取り組んでいくことが大切だと感じています」と言葉を選ぶように語った。監督就任後初となった公の場での取材対応。「自分に与えられた役割を一生懸命やるだけ。今は秋の大会に向けて一生懸命やっていくだけかなと思います」と決意を口にした。【林亮佑】

