下重賢慎(健大高崎)が、小さい頃から憧れた「ジャパン」のユニホームで躍動した。先発のマウンドに立つと、初回は打たせて取って3者凡退。2回1死から小島に1発を浴びたが、動じることなく後続を抑え、2回1安打1失点でマウンドを降りた。

中3の時にU15代表の候補と期待されながら落選。いつか必ず、と希望を抱き健大高崎の門をたたいたが、入学当初はチームのレベルの高さに圧倒された。「3年間、ベンチ入りさえできないかと思っていた」。同学年の石垣や佐藤龍月投手に率先して質問し、技術を吸収した。「石垣には真っすぐ。佐藤には変化球、低めのコントロールをよく教えてもらった」。2人をまねすれば、いつか超えられる。努力を力に変えた。最上級生になっても、下級生にいい変化球の投手がいれば、上下関係なく聞きに行く。そんなひた向きな姿勢が、成長につながった。

今夏の甲子園大会では、チーム関係者に「甲子園で活躍してU18に入りたい」と、話していた。今、夢のユニホームで先発のマウンドに立ち腕を振っている。2大会連続の優勝を目指す高校ジャパン。次は、日本を勝利に導く力になる。【保坂淑子】

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