U18W杯が開幕し、日本が「九州リレー」で白星発進を決めた。先発の森下翔太投手(3年=創成館)が6回途中1失点の好投。ピンチでマウンドに上がった早瀬朔投手(3年=神村学園)が完璧な火消しで勝利を呼び込んだ。今夏甲子園では2回戦で対戦相手として投げ合った両右腕が地元開催の大舞台で白星へと導いた。6日の韓国戦で先発する地元・沖縄の末吉良丞投手(2年=沖縄尚学)に白星でつないだ。

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同点に追いつかれた直後。軽快にマウンドに上がった早瀬が完璧な火消しで流れを再び呼び寄せた。1死一、二塁から直球2球で追い込むと、最後は外角低めに145キロ直球で見逃し三振。続く打者にはスライダーで三ゴロに打ち取り「森下がいいピッチングをしていたので何とか引き継ごうと思ってその結果が出た」と笑顔でベンチに戻った。

火消し直後に勝ち越しに成功。四球と失策を絡めながら1安打で3点を奪った。リードをもらった早瀬は走者を出しながらも併殺で切り抜けるなど、3人で締めてガッツポーズ。「ストレートの質がすごくよかった。気持ちの面で負けないというのが自分の投球スタイル」と持ち味を存分に発揮して勝利を呼び込んだ。

先発森下も安定感抜群だった。2回途中から5者連続三振を奪うなど、6回途中4安打8奪三振1失点。「自分のピッチングをして、チームにいい流れを持ってこられるようにと思いました。最初は荒れ気味だったんですけど、しっかりそこを修正できたことがよかった」と汗をぬぐった。

小倉全由監督(68)も「負けなかったことが良かった」とホッとした表情。投手陣を勝因に挙げて「(早瀬が)2点目を取られなかったのが良かったですね。ピッチャーが踏ん張ってくれた。森下がよく投げてくれた」とたたえた。

今夏甲子園では、創成館と神村学園のエースとして投げ合った両右腕。日本代表でのリレーで開幕星に導き、早瀬は「甲子園では敵だったけど、今は味方で九州同士で勝てたのはいい試合だった」と充実感たっぷり。森下も「同じ九州同士でしっかり抑えられたところはうれしい」と九州リレーを喜んだ。地元開催で連覇がかかる今大会。接戦を制した勢いで6日の日韓戦も制す。【林亮佑】

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