国内の高校野球公式戦で初めて「7イニング制」を導入した国民スポーツ大会高校硬式野球競技会の初戦を終えて、各校でさまざまな受け止めがされた。硬式・軟式ともに同制度は初実施。硬式の部に出場した8校の監督に、初戦を終えて感じたことを聞いた。
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▼山梨学院・吉田洸二監督
「そのときのチームの状態で長く感じたり短く感じたりするんじゃないかと思う。試合前はうちは厳しいかなと思ったが、ピッチャーいないけど先に2点が入ったことで7回までだったら逃げ切れるんじゃないかという心理になる。先に点数を取ると優位に働く」
▼尽誠学園・西村太監督
「思ったよりも、短い。9回がしっくりきますよね。負けてると、5回が終わったときの心理状態がきつかった。イニングが減るごとに先制点が大事になる」
▼県岐阜商・藤井潤作監督
「9回に比べたら試合時間は早い。野球は7、8、9回がおもしろい。なくなるとなればさみしい。いろんな記録が変わるのが心配する。例えば、ローカル大会は7回にして、全国大会は9回になったりしないかなという願いはあります」
▼沖縄尚学・比嘉公也監督
「先攻めでもありますし、どんどんと先に点を取ったらプレッシャーがかかるかなと思った。公立校でもいいピッチャーが1人入れば十分に勝ち上がれる怖さがある。トーナメントならおもしろさある」
▼仙台育英・須江航監督
「悪いとも思わないし、いいとも思わない。まだ判断できることじゃない。まさにここで試さなきゃいつ試すんだという感じ。この取り組みから何かをつかんで学んで一番いいところに落ち着けばいいなと思います。先手必勝がより強くなる。アグレッシブに攻撃していくべきかなと思います」
▼日大三・三木有造監督
「先制点が大きいですよね。大量点はなかなか入らないんじゃないか。1点を何とか取りに行く野球に変わるかもしれないですし。5、6番でも2打席で終わっちゃう可能性がある。1、2番に打てるバッターを置かないといけないかもしれないし、足のあるバッターも必要かもしれないですし、考えなきゃいけないですね」
▼高川学園・松本祐一郎監督
「試合時間が短かったなと。もう終わりかという感覚でした。投手起用も探り探りになってしまった。慣れていない分、戸惑いもあったのかなと思う。ピッチャーの球数を考えると、7イニング制もなしではないかなと思う。ただ、それを選手たちが望んでいるのか。我々は対応するだけですが、選手たちがどうかというところ」
▼綾羽・千代純平監督
「野球は9回したいですね(笑い)。前半の5回を終えた時点でリードを取っていることがめちゃくちゃ大きいなと思います。4点差くらいつけられると逆転が期待できないゲームが増えるんじゃないかなと。運営とか観客を含めての問題だと思う」

