健大高崎(群馬)の左腕・佐藤龍月投手(3年)がドラフトにかける思いを「即戦力」と色紙に記した。プロに行くことが目的じゃない。上を目指して、いち早く活躍することを見据えて。イメージを膨らませながらドラフトへ向かう。

NPBの複数球団と面談しているときに、ある球団の担当スカウトから「自信を持っていい」と言われた。この言葉に勇気づけられた。

昨春のセンバツV投手は夏の群馬大会を終え、左肘のトミー・ジョン手術を行った。プロに入ってからではなく、次のステージを見据えて手術の決断だった。術後は左肘の可動域が当初極端に狭くなり、少し動かしただけでも痛みが走った。しんどくて時には涙も流した。ギプスが取れてから、地道なリハビリに励み今年6月には330日ぶりの登板。迎えた夏には自己最速を1キロ更新する147キロを計測。ケガ前よりパワーアップした姿で夏を見せた。

山あり谷あり。健大高崎での3年間が精神的にも自分を強くした。同校から同じく志望届を提出したドラフト1位候補の石垣元気投手(3年)と共にNPBの世界へ。「どんなときでも気を抜けない存在がいてくれたからこそ、野球の面だけではなく私生活でも大切にしなきゃと思えた」。切磋琢磨する存在とともに夢舞台に行く準備はできている。【平山連】

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