東大阪大柏原高(大阪・柏原市)が、27年度以降の生徒募集を停止することが、29日までに学校公式サイトで発表された。

運営する学校法人村上学園の村上靖平理事長兼学園長、小林康行校長の連名で文書をアップ。「学校法人村上学園は、評議員会・理事会におきまして令和9年度以降の東大阪大学柏原高等学校の生徒募集を停止することを決定いたしました」と報告した。

同校は1963(昭38)開校。60年以上にわたり「萬物感謝・質実勤労・自他敬愛の校訓のもと、多くの卒業生を輩出してまいりました」とした上で「しかしながら、近年の少子化傾向や共学志向など社会情勢の大きな変化の中で、入学定員確保に全校挙げて取り組んでまいりましたが、学園内で議論を重ねた結果、このたび募集停止という苦渋の決断に至りました」と理由を記した。

今後については「令和8年度入学生を含めたすべての在校生が卒業するまで、充実した高校生活が送れますよう、教職員一同、心を一つに建学の精神と教育理念を維持し、生徒達の教育に万全を尽くし、進路指導にも全力で対応してまいります」と説明しており、全員の卒業をもって閉校となるとみられる。同窓会や各種証明書類の発行業務などは学校法人で対応するとした。

同校は「受験生・保護者の皆様には、このたびの決定につきまして、なにとぞご理解を賜り、今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」とコメントした。

同校は1963年(昭38)に柏原女子として創立した私立校。共学化の64年から柏原の名称となった。70年からは男子校となり、06年から現校名。タレント間寛平の母校としても知られる。野球部は65年創部で、今夏の大阪大会決勝では大阪桐蔭を破り、14年ぶり2度目となる夏の甲子園に出場した強豪。OBにロッテ石川慎吾、広島打撃投手の久本祐一らがいる。