足をつって無念の途中交代となった川崎工科(神奈川)の関根大和内野手(3年)は、取材エリアに笑顔で現れた。「ベンチで休んだら治ったんですが、やっぱり次も大事なんで。チームを信じて任せました」と振り返り、4年ぶりの初戦突破には「校歌を歌っても本当にうれしすぎました。最高です。本当に野球やってきてよかったなと思いました」とふくらはぎの痛みを忘れるほど勝利の余韻に浸った。

アクシデントが襲ったのは5点リードの7回だった。先頭で回ってきた第4打席で三塁線を破る左前打を放ってチャンスをつくるが、一塁上で苦悶の表情を浮かべ地面に崩れ落ちた。実は打った瞬間に両足がつるのを感じたが、気合いと根性で一塁目がけて全力疾走。「自分の体よりチームが勝つことが大事と思って、絶対一塁までいってやるという気持ちでした」。起き上がれない様子を心配して、すぐさま仲間が駆け寄り懸命の回復作業を施すも回復には至らず。臨時代走が送られ、8点リードを広げた7回裏の守備も就かずに交代となった。

前日は22時半には寝て5時に起床し、目覚めはバッチリ。ヨーグルトとゼリー、おにぎり1個を朝食で取って家を出た。体調は問題なかったが、初戦という独特の緊張感が体の感覚を鈍らせた。球場周辺の気温は32度をマーク。3回と5回終了後時に休憩が挟まれ、その間にも「試合中にアドレナリンが入ってて、顧問の先生にも伸ばしてもらったりししました」とケアを怠らなかった。だからこそ大事には至らなかったのかもしれない。次戦への影響は残すまいと必死な関根は「次も行きますし、そのためにしっかり準備します。勝ちます。絶対、絶対勝ちます」と高ぶる思いを言葉に込めた。

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