巨人戸郷翔征投手(26)が9日、川崎市のジャイアンツ球場で取材に応じ、左太もも裏の肉離れを診断後、初めて本人の口から状況を説明した。7日阪神戦(東京ドーム)の走塁時に左足を痛め、途中交代。翌8日に診断結果が下っていた。
「申し訳ない気持ちが1番ですよね」と切り出した。「チームはこんだけいい位置にいてね、いいピッチングをしてるだけに、やっぱりノーヒットでね、まだまだね、いくだろうと思ってたところでしょうけど、あんな形で終わっちゃったんでね。中継ぎの方たちも準備する時間もなかったでしょうし、ほんとにそこの申し訳なさっていうのもある」と試合を振り返った。
受傷後、3日目。「気持ちの変化っていうのはあんまりないけど、多分、走れないとかね、野球ができないっていうのは初めてなんで。すごい不思議な感じですけど」と受け止めているという。
「どれくらいで治るのかを聞いて、ちょっと絶望はしています」と心境も包み隠さない。ただ、同時に「ケガしたことがない分、不安な思いとかっていうのはないんです。今は全くないんすよね。なんかできる気しかしない」と前向きに考えられてもいる。松葉づえを使っていない事を聞かれ、「いや、絶対、嫌いなので使わないです!」といたずらっぽく答える様には、いつものユーモア感も漂う。
すでにチームの肉離れ経験者にも話を聞き、1日でも早い回復の道筋を探し始めている。「いろんなとこも含めて、良くはなってきてたんで。それが、また1からの状況になるはずなんで。また、『こうやればよかった』っていうのはまだ確信になってないんで。これが1から作り上げて、それがまた出来上がった、今回みたいな状態になった時に、『こうしたらやっぱり良かったんだ』という1つの目安になると思います」。落胆に浸る時間は作らない。まだ痛む左足と向き合い、歩みを続けるしかない。



