最速149キロを誇る星稜の服部成(なる)投手(1年)が、夏初登板で11奪三振の快投を披露し、チームを準々決勝進出へ導いた。

先発投手兼「5番DH」で出場し、8回1/3を投げて127球、8安打1失点。打者としても5回、1死満塁の好機で右犠飛を放ち、投打で勝利に貢献した。

投打で結果を残したが、大会前は本来の状態ではなかった。「大会が始まる前の練習では制球が安定せず状態は良くなかったんですけど、なんとか試合で投げられるところまで戻すことができました」と振り返った。

一方で、9回に3連打を浴びて1点を失ったことにも言及。「自分の体力の無さにも気づかされましたし、3年生の最後の夏に懸ける強い気持ちも実感させられました」と表情を引き締めた。

大会前には、ドラフト上位候補に挙がる最速152キロの二刀流右腕・山梨学院の菰田陽生(はるき)内野手(3年)から刺激を受けた。6月の練習試合で、自ら助言を求め「投打で結果を残すための練習スケジュールの組み方などを質問しました。丁寧に答えてくださって、どちらか一方に偏るのではなく、バランスよく練習することが大切だという話が一番印象に残っています」と感謝した。

3兄弟の末っ子で、2人の兄も星稜OB。長男の翔さんは慶大(3年)、次男の航さんは白鴎大(1年)でプレーする。大会前には兄たちからフォームについて助言を受け、「フォームを指摘してもらって、そのおかげで良い状態に戻せたと思います」と話した。

先輩や家族の支えを力に変え、堂々の夏デビューを飾った1年生右腕。名門・星稜の新たな戦力として、鮮烈な存在感を示した。

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