箕面学園が延長11回サヨナラ勝ちを決め、創部初の決勝進出を果たした。

3-3の同点で延長タイブレークに突入。10回表に先攻の東海大大阪仰星に1点を先取されたが、その裏に2死二、三塁で橋本龍汰主将(3年)が起死回生の同点タイムリーを放った。わずか2球で追い込まれるも「打つしかなかったので。絶対に打つという気持ちだけでした。打った瞬間? もう覚えていないです」。三遊間を破る執念の一打。あと1球でゲームセットの土壇場で勝負強さを発揮した。

そして4-4で同11回に入り、東海大大阪仰星が2点をリード。だが、ドラマはここからだった。その裏の箕面学園の攻撃だ。1死満塁から相手三塁手の暴投で同点に追いつき、なおも1死二、三塁から申告敬遠で満塁となった。サヨナラの場面で打席には途中出場の二見陽琉(あたる)捕手(1年生)。「この回、1点を取って終わらせようと思った」。劇打をイメージして打席に入ったが、結果は押し出し死球。カウント1ストライクからの2球目が頭部を直撃した。「自分もっているなって。頭ですか?大丈夫です」と満面の笑みを浮かべた。

野球部は1963年(昭38)に創部。夏3年ぶりとなった準決勝を劇的決着で突破し、春夏通じ初めての甲子園出場に王手をかけた。28日の決勝は春の府大会王者で履正社と対戦する。悲願の頂点へ舞台は整った。

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