<高校野球神奈川大会:桐光学園10-3法政二>◇26日◇準々決勝

 けがから復帰した4番が躍動した。1回裏2死三塁から、藤島祐輔外野手(3年)が右翼に2点本塁打を放ち先制。「高めのチェンジアップ。入るとは思わなかったので全力で走った」と落ち着いた表情で振り返った。5回には無死から内野安打で出塁し、打者一巡の猛攻を呼び込むなど、4打数2安打2打点。コールド勝ちに貢献した。

 2月に右膝の半月板を損傷し、3カ月間プレーできなかった。手術とリハビリを経て5月に復帰し、「3年間で一番集中して努力した」。朝7時からティーバッティングを繰り返した。頼れる4番の復活で、チーム状態は上向き。万全の状態で4年ぶりの甲子園を目指す。