<全国高校野球選手権:英明4-1糸満>◇9日◇1回戦

 糸満の山城翼投手(3年)は12安打を浴びて5四死球を出しながらも、粘り強さを発揮した。「練習からピンチを想定している。走者を背負ってからが自分の投球」。スライダーを外角へ決めて、要所で三振を奪った。

 沖縄県勢連覇の期待にはこたえられなかったが、「1球ごとに応援や大観衆の声がすごかった」と大舞台のマウンドに夢心地の様子だった。

 プロ野球巨人の宮国はOB。右腕は「宮国さんが来られなかった場所に、背番号1で立てた」とちょっぴり胸を張った。