<全国高校野球選手権:能代商5-3神村学園>◇9日◇1回戦

 能代商のエース保坂祐樹投手(3年)が125球で最後まで投げ抜き、チームを勝利に導いた。「完投することを目標にしていた。ほっとした」と顔をくしゃくしゃにして喜んだ。

 昨夏の甲子園でも先発したが、2回途中で降板し、5失点と悔しい思いをしていた。この日は8回まで毎回走者を背負う投球だったが連打は許さず3失点でしのぎ、逆転につなげた。「去年よりピンチで落ち着けるようになった。つらい練習が続いたが、今までやってきて良かった」と晴れやかな表情だった。