<全国高校野球選手権:能代商5-3神村学園>◇9日◇1回戦

 能代商(秋田)が、98年から続いていた県勢連続初戦敗退を「13」で止めた。1点ビハインドの6回、3連打を含む4安打で4点を奪い、5-2と逆転した。昨夏、同じ鹿児島代表の鹿児島実から3安打しか放てず、0-15と大敗。悔しさを胸に、打撃強化に取り組んできた成果を思う存分発揮した。3安打1打点の4番山田一貴主将(3年)は「1年間やってきた成果が出た。鹿児島に勝つと思って、一生懸命やってきたので」と、満面の笑みで勝利の味をかみしめた。