<全国高校野球選手権:横浜6-5高崎健康福祉大高崎>◇12日◇2回戦

 22年ぶりとなる初出場校の開幕戦勝利で波に乗る高崎健康福祉大高崎(群馬)だったが、健闘報われず甲子園常連校の横浜(神奈川)に5-6でサヨナラ負けを喫した。

 5回までに5点ビハインド。一方的な展開になるかと思われたが、6回に執念を見せた。打者一巡の攻めで5長短打を集中し、一挙5得点。横浜エース柳裕也(2年)を6回途中で引きずり下ろした。

 今大会5試合目の延長戦に突入した10回。2死一、二塁で粘投を続けた片貝亜斗夢投手(3年)がサヨナラ打を浴びたが、最後まで全力プレーで強豪校を苦しめた。片貝は「最後は力負けしましたが、いい挑戦ができたと思う」と涙は見せなかった。