<全国高校野球選手権:日大三11-0光星学院>◇20日◇決勝

 日大三の鈴木貴弘捕手(3年)が7回にダメ押し2ランを放った。強力打線の7番は準決勝まで打率2割台と振るわなかったが「自分は打撃で貢献していなかったし、投手を助けたい気持ちもあった」と直球に狙いを絞ってフルスイング。打球は快音を残して左中間席に届いた。

 捕手としても疲労の見える吉永健太朗投手(3年)を冷静にリード。「しっかりコースを突いて低め、低めと投げさせた。変化球でストライクを取れたのが今大会は一番」と春先は不調にも陥ったエースの成長がうれしそうだった。