<高校野球大分大会:杵築7-5藤蔭>◇26日◇決勝◇別大興産スタジアム

 杵築が競り合いを制して、春夏通じて初出場を決めた。阿部監督は「夢のよう。選手たちがよくついてきてくれた」と涙ぐんだ。

 同点で迎えた8回1死満塁で主将の甲斐の「バットの先だった。(外野の前に)落ちろという気持ちだった」という打球が適時打になり、貴重な勝ち越し点を挙げた。序盤の4点リードを一時逆転されたが、救援したエース塩谷が踏ん張った。

 甲斐は「甲子園を楽しみたい。目標は日本一」と力強く語った。