<全国高校野球選手:東海大甲府3-2宇部鴻城>◇19日◇3回戦

 渡辺諒内野手(2年)の一振りが流れを変えた。5回表に先制された直後の裏。同点三塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。「先輩がつないでくれたので、絶対返そうと思い切り振ったら(打球が)伸びてくれました」と笑顔を見せた。今大会初のビハインド展開にも新海亮人主将(3年)は「まだ5回、落ち着こう」と声を掛け、チームの士気を高めたという。村中秀人監督(53)は「直後に追いつけたのが大きかった」と勝因を語った。