<高校野球神奈川大会:弥栄3-0海老名>◇22日◇5回戦◇サーティーフォー相模原球場

 弥栄・鈴木智喜投手(3年)の完全試合の夢は7回2死で途切れた。

 春の地区予選でも大和東を相手に6回コールド参考ながら完全試合を記録しており、現実味を帯びてきたところで海老名・井上隼に左中間へ二塁打を許した。「いいボールだったのですくわれました。打った方がうまかった。低めのスライダーでした」と、気持ちを切り替えることができた。

 結局は2安打で完封。過去には弥栄東、弥栄西がそれぞれ16強まで進んでいる。統合されて5年目。過去最高のベスト8進出に貢献する快投だった。次は第1シードの東海大相模だ。「自信を持って強気のピッチングをしたい」。171センチと小柄だが、持ち味の思い切りのいい投球で挑む。