<高校野球兵庫大会:竜野2-1神戸鈴蘭台>◇17日◇3回戦◇ベイコム

 延長14回にもつれこんだ試合は、竜野が競り勝った。

 竜野・浅田拓真(2年)神戸鈴蘭台・浜田侑弥(3年)の力投で、両チーム無得点のまま延長戦に突入。延長10回に竜野が平野佑昌外野手(3年)の適時打で1点を勝ち越したが、その裏に神戸鈴蘭台も2死一、三塁から長谷川善洋内野手(2年)の適時打で同点に追いついた。

 神戸鈴蘭台は同12回に先頭・奈良亮佑内野手(3年)の二塁打から無死三塁のサヨナラ機を迎えたが、スクイズ失敗で三塁走者がアウト。絶好機を逃し、浜田が同14回に竜野・市場慧大(けいた)外野手(同)に勝ち越し打を打たれた。

 浜田が右足をつらせながらも1人で14回を投げ抜いてきただけに、吉田一信監督(55)は「本当にかわいそうなことをしました。点を取って援護してやらなければならなかった」とくちびるをかんだ。