<U18アジア選手権:日本11-0フィリピン>◇1日◇1次ラウンド◇タイ・バンコク

 日本の3番岸田行倫(報徳学園)が3安打2打点と活躍した。「しっかり自分のバッティングができている」とうなずいた。

 気持ちの強さを見せたのが第3打席。次打者席で備えていた際、峯本のファウルの打球が左太ももに直撃した。

 それでも「ここでベンチに引っ込んだらあかん」と痛みに耐え、左前へ運んだ。

 公式戦では初めてという一塁守備でも、四回無死一、二塁のピンチで相手バントを好捕し、併殺につなげた。

 高橋監督が「対応能力が高い」と絶賛する男の存在感は高まるばかりだ。