昨夏の全国高校野球選手権大会に九州国際大付(福岡)を率いて出場後、監督を退いた若生正広氏(64)が今春から埼玉栄の監督に復帰することが5日、関係者の話で分かった。若生氏は同校で高校野球の監督を始め、東北(宮城)ではダルビッシュ有(レンジャーズ)を擁した2003年夏に甲子園大会で準優勝。九州国際大付でも11年の選抜大会で準優勝した。

 07年には難病の黄色靱帯(じんたい)骨化症を発症。車いすで指揮した昨夏の甲子園大会は初戦で敗退し「九州での指導は終わり」と話していた。