阪神石井大智投手(29)が445日ぶりの勝利投手をつかんだ。「8番目の男」として延長11回のマウンドへ。2死一、二塁のピンチを背負うも、度会を空振り三振。「リリーフ陣みんなでつないできたんで、そういう気持ちもありましたし、ゼロに抑えたい。それだけだったんで」と、こん身のガッツポーズとともに絶叫。11回裏の大山のサヨナラ弾で、昨年7月3日巨人戦(甲子園)以来の勝利投手となった。

昨年、50試合連続無失点の日本記録を作った最強リリーバーも2月11日、左アキレス腱(けん)断裂の大ケガを負った。それでも優勝争いの最終盤、1軍に戻ってきた。緊迫の11回のマウンドを振り返り、「足震えてたんですけど。(坂本)誠志郎さんのリードのおかげで抑えられたんで。大山さんもホームラン打ってくれて、野手の皆さんのおかげで勝てたんで」と仲間に感謝した。

今季最多8投手による継投。神宮、工藤にイニングをまたがせ、石井は復帰後初の連投。藤川監督は「あれだけリリーフの投手を使うと、必ずゲームをいい形で終わらせなければ、意味合いが変わります。みんな報われましたね」。最高の結末が待っていた。【堀まどか】

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