<高校野球福島大会:光南2-1相双福島>◇16日◇2回戦◇天狗山

 プロ注目左腕・佐藤勇投手(3年)擁する光南が双葉、原町、相馬農で結成された連合チーム・相双福島と延長12回の死闘を繰り広げた。

 光南・佐藤勇も「足が震えた」という激闘だった。1-1の6回から救援登板。延長11回裏には、自らのけん制悪送球で無死三塁の大ピンチ。しかし「バットを寝せたのが見えた」と冷静にスクイズを外した。そこから圧巻の5連続三振で締めくくり、7イニングで10三振を奪った。スタンドからロッテ、西武など5球団9人のスカウトが見守る中、この日は最速140キロをマーク。「相双福島の分まで勝ち続ける」と力を込めた。