<全国高校野球選手権:鹿児島実14-1日大鶴ケ丘>◇3日◇1回戦

 鹿児島実(鹿児島)の打線が爆発した。14安打で14点を挙げ日大鶴ケ丘(西東京)を圧倒。この勝利が鹿児島県勢の春夏通算80勝となった。2回表に相手の失策と中尾浩太外野手(3年)の左中間二塁打で3点を先制すると、とどめは6点差をつけた5回だ。田野尻悠紀内野手(3年)が1死満塁から左翼ポール直撃のグランドスラム。高校通算初本塁打を含め、田野尻は3打数3安打6打点。5打席すべて出塁し得点に絡む活躍。「スタンドの歓声で入ったのが分かった。初めての本塁打だったので、わけが分かりませんでした」と大舞台での初体験に笑顔がはじけた。