<高校野球島根大会>◇28日◇決勝

 立正大淞南は、プロ注目のエース崎田聖羅(みら=3年)の好投と打線の大量援護で大社に12-3と大勝し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。2回、打者一巡の猛攻で8点を奪い、主導権を握った。主将の林田真央(3年)は2死満塁から先制の2点適時二塁打を放つ活躍。「甲子園では守り勝つ野球をしたい」と意気込んだ。最速143キロを誇るエース崎田は、春の中国大会・広島工戦で延長10回で15三振を奪ったこともある本格派。全国レベルの右腕を軸に、甲子園に乗り込む。

 ◆立正大淞南

 1961年(昭36)4月に淞南として開校した私立校。70年に日大の準付属となり松江日大高に改称。97年に付属関係がなくなり、淞南学園に改称。01年から現校名で普通科のみ。生徒数は254人(うち女子56人)。野球部創部は61年で、部員数は49人。甲子園出場は春夏通じて初。主なOBはサッカーJ1元浦和FW岡野雅行。所在地は松江市大庭町1794の2。平江直澄校長。