<高校野球高知大会>◇30日◇決勝

 高知が宿敵の明徳義塾を3-2で退け、3年連続で甲子園出場を決めた。3回には1点を先制されたが、その裏、相手のミスで同点に追いつくと、5回に3、4番の連続タイムリーで2点を勝ち越した。投げてはエース公文克彦(3年)が速球主体の投球で、5安打2点に抑えて逃げ切った。81年以来、夏の甲子園は4度出場し、いずれも初戦で敗退している。昨年の夏も1回戦で広陵(広島)と対戦し、5-8で敗れた。木下拓哉主将(3年)は「甲子園では強い気持ちを持って、まずは1勝し、そのまま優勝を狙いたい」と意気込んだ。

 ◆高知

 1899年(明32)に江陽学舎として創立の私立校。1956年に現校名に改称。生徒数は716人(女子186人)。野球部は16年創部で、部員数97人。春14度、夏は13度目の出場。春夏ともに1度ずつ優勝。OBに有藤通世(元ロッテ)ら。所在地は高知市北端町100。高地弘泰校長。