北海道の両代表校が“プチ甲子園”を体感!?

 全国高校野球選手権(8日開幕、甲子園)に出場する南北海道の札幌一、北北海道の旭川大高が7月31日、そろって北海道庁を表敬訪問した。環境に配慮した取り組みで庁内は室温28度にならないと冷房されず、蒸し暑い一室で少しでも本番を想定していた。

 高橋はるみ知事は「クーラーは28度にならないと入りません」と説明しつつ「暑い関西の夏にうち勝って」と激励。推定26度の室内は両校ナイン、報道関係も含め約60人がびっしり。室温以上に蒸して、額の汗をぬぐう選手も多く、旭川大高の霜津陽主将(3年)は「暑さ対策は向こうに行ってからだけど、蒸し暑かった」と話した。

 約20分の訪問だったが、室内練習場を暖房で30度以上に上げて練習をしている札幌一ナインも、蒸し部屋で決意を新たにした。坂本優樹主将(3年)は「目標は全国制覇ですが、まずは1勝目指して頑張って来たい」と抱負を話した。両校とも2日に道内練習を打ち上げ、3日に空路で大阪入りする。