酒田南の左腕エース安井亮輔(3年)は、2年連続の甲子園とあり「緊張してません」と余裕の表情だった。県大会全5試合を完封し「ピンチをピンチと感じなくなった」と自信に満ちていた。実家が隣の大阪府で「うれしいですが暑いです。(酒田の)気候に慣れちゃいました」と笑った。ただ、どんな暑い夜でもクーラーを付けずに寝るなど、暑さ対策も万全だ。

 昨夏は1回戦の福井商戦(1-6)で先発を任されたが、8回0/3を8安打5失点で初戦敗退。「力んでしまった。同じ過ちは繰り返さない」と引き締めた。同じ東北の左腕・菊池雄星(花巻東3年)について「意識はしてない。でも試合になったら負けない。優勝が目標ですから」と、どこまでも強気だった。