<高校野球茨城大会>◇10日◇1回戦
茨城大会が開幕し、初の甲子園を目指す太田一が、開幕戦で常北に21-0の5回コールド勝ちした。初回、9安打に7四死球を絡めて16点を奪う猛攻。曾祖父から4代続けて同校野球部というエース中村大晟投手(3年)は無失点の好投だった。
約1万人の観衆が詰めかけた開会式直後の試合で、太田一が猛打ショーを披露した。1番井坂拓海主将(3年)の中越え二塁打を皮切りに9本の安打を浴びせ、7四死球も絡めて一挙16点。気温30度近い炎天下の中、打者20人を要した攻撃はプレーボールから約30分を要し、1回だけで先発全員得点を達成した。島根修二監督(47)は「大会前から打撃の調子は良かった」と、5回で13安打21点の打線に満足げだった。
大量援護を受けたエース中村は、一家の期待も背負って力投した。曾祖父志郎さん(故人)祖父光男さん(75)父和彦さん(49)が同校野球部OB。祖父、父と同様に中村自身も昨春まで内野手だったが「自分たちの代で投手がいなかったから」と転向。この日は「先輩」2人が見つめる中、テンポよく投げ込んだ。「緊張で力が入った」と反省したが、常北を2回無安打に抑え、4三振を奪った。
昨年は準々決勝で優勝した常総学院に1-3で惜敗した。16日の次戦は第1シードの下妻二との対戦。中村は「粘り強く最少失点で抑えたい」と意気込む。一家で誰もなし得ていない甲子園出場への道を切り開くつもりだ。【今井恵太】

