四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスは1日、米大リーグ・レンジャーズを自由契約となっていた藤川球児投手(34)の入団が決まったことを発表した。生まれ育った地元でのプレーを選んだ藤川球児の高知時代は?

 

 ◆球児と地元高知 地元のスポーツ少年団「小高坂ホワイトウルフ」で本格的に野球を始め、遊撃手から投手にコンバートされた。高知商に進学し2年夏に甲子園出場。右翼手兼控え投手として兄の順一との兄弟バッテリーで話題を呼んだ。1回戦で好リリーフを見せ勝利に貢献すると、エース川口知哉(元オリックス)を擁する平安との2回戦で先発。失策なども絡み、立ち上がりに4点を失ったが、その後は4者連続三振を奪うなど力投。試合には敗れたが8回を投げ10奪三振の投球を見せた。明徳義塾の寺本四郎(元ロッテ)、高知の土居龍太郎(元横浜)らと高知三羽ガラスと呼ばれた。 

 ◆藤川球児(ふじかわ・きゅうじ)1980年(昭55)7月21日、高知県生まれ。高知商から98年ドラフト1位で阪神入団。リリーフトリオ「JFK」の中心的存在として05年リーグ優勝に貢献。抑えとしても活躍した。05、06年最優秀中継ぎ投手。07、11年最多セーブ投手。12年オフ、海外FA権を行使しカブスと契約した。国内成績は通算562試合、42勝25敗220セーブ。183センチ、86キロ。右投げ左打ち。