米国野球殿堂は18日(日本時間19日)、今年の殿堂入り選手を発表。アストロズ一筋で通算449本塁打を記録したジェフ・バグウェル氏(48)、エクスポズなどでプレーし、首位打者1度、盗塁王4度のティム・レインズ氏(57)、強肩強打の捕手として2844安打のイバン・ロドリゲス氏(45)の3人が選出された。

 バグウェル氏はアストロズの内野手。独特のがに股打法で通算2314安打、449本塁打、1529打点。94年にはMVPにも選ばれた。同時代に活躍した野茂英雄氏としのぎを削った。

 現役時代の薬物使用疑惑で物議を醸した歴代1位の762本塁打のバリー・ボンズ氏、通算354勝のロジャー・クレメンス氏は選出されなかった。

 全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で、75%以上の得票が条件。 ロドリゲス氏が76%、バグウェル氏は最多の86・2%、レインズ氏は86%だった。

 クレメンス氏は54・1%、ボンズ氏は53・8%で昨年よりも伸ばしたが、基準には届かず。歴代2位の通算601セーブで対象2年目のトレバー・ホフマン氏(49)は74%で惜しくも栄誉を逃した。