ブルージェイズのスティーブ・ピアース外野手(34)が、4日間で2本目となるサヨナラ満塁本塁打を放ち試合を決めた。

 4-10と6点ビハインドで迎えた9回裏。8番ピラーの2ラン、2番マーティンの適時内野安打で3点差に詰め寄ると、さらに1死満塁となった場面でピアースが登場。カウント2ボールから、守護神ノリスの真ん中高め速球を捉え、打球は左翼フェンスを越えた。チームメートから祝福を受けたピアースは「ただ打席に入って、いい球を待っていただけだよ。最初の2球はストライクゾーンを外れたから、次の球に狙いを定めることができた」と振り返った。

 今季10号で、27日アスレチックス戦に続き4日間で2本目のサヨナラ満塁弾。同一シーズンに2本記録したのは86年ジム・プレスリー(マリナーズ)、26年サイ・ウィリアムズ(フィリーズ)に続き史上3人目。同じ週に放ったのは史上初となった。