ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す日本ハム大谷翔平投手(23)の代理人ネズ・バレロ氏(54)が、大谷が入団した場合の利点などを書面で説明するように全30球団に要請した。25日のAP通信によると、24日に大リーグ機構を通じて各球団に伝えられたといい、英語と日本語の文書で返答してほしいと求めたという。

 バレロ氏の質問は約10項目。大谷の打者と投手両方の評価、育成部門と医療部門の説明、マイナーとキャンプの施設に加え、本拠地に大谷がなじむために用意されている環境や、どう起用し、どう球団にフィットさせるかの具体的な展望、球団が大谷にとって理想的だと考える理由などについて回答を求めている。

 日米で新たな協定で合意に達したポスティングシステムは、12月1日のオーナー会議による承認後に発効され、大谷と各球団の交渉が解禁となる。その前に、書類による絞り込みが行われることになりそうだ。