レジェンド・イチロー外野手(44)のマリナーズ復帰が、対戦相手も興奮させている。

 12日(日本時間13日)にマリナーズとのオープン戦に先発登板したホワイトソックスの若手右腕ディラン・シーズ(22)が、イチローとの対戦を「本当にクールだった」と喜んでいると、13日付の米紙シカゴ・トリビューン電子版が伝えた。

 シーズは、初回に2番で出場したイチローと対戦。5球目の変化球で一ゴロに打ち取った。22歳上のレジェンドとの対戦について「偉大な選手で彼を応援しながら育ってきた。だから彼と対戦できたことは本当にクールだったよ」と振り返り、「試合前に対戦について考えていたけど、いざ打席に立ったときはあまり意識はしなかった。将来思い起こすような大切な思い出になった」と笑顔で話した。

 シーズはジョージア州出身の若手右腕で、イチローがメジャーデビューした01年当時はまだ5歳。イチローがヤンキースにいた14年にドラフト6巡目でカブスに入団しプロとなった。160キロ近い速球が武器で、大リーグ公式サイトの球団内有望株ランキングでは5位に位置付けられている。