米大リーグの開幕を29日(日本時間30日)に控え、オリックスからダイヤモンドバックスに移籍した平野佳寿投手(34)がキャンプ地アリゾナ州スコッツデールで心境を語った。
-大リーグの印象は
平野 甘い球を簡単にホームランにされる。本当にいろいろな打者がいるんだなと体感している。オープン戦終盤にやっと自分の投球ができるようになってきた。この一年で経験を積むことが大事。
-開幕がもう目前だ
平野 正直、期待もあれば不安もある。実は日本でも『抑え役をやりたい』とは一回も言ったことがない。どんな役割であろうが、少しでも多くの試合で投げて、チームの勝利に貢献できるような働きをしたい。大リーグの舞台に立たせてもらえるんだから、原点に返って野球を楽しみたい。
-米国のキャンプは日本時代とどう違うか
平野 自分の家から車で通うので、日本のキャンプとは雰囲気が随分と違う。ミーティングでコーチが『やるべきことはしっかりやろう』と激励した数日後に、今度は『楽しんでやれよ』と言ってフォローする。窮屈にならないような雰囲気づくりをしている。
-米国生活の感想は
平野 シーズン中も同じ家から通う。家族との時間が増えた。ご飯をつくってくれるのが当たり前になっているが、体調を整えるためとても重要なことなので感謝している。