エンゼルス大谷翔平投手(23)が、13日午後1時7分(日本時間14日午前5時7分)開始のツインズ戦でメジャー6度目の登板に臨む。登板前日の12日(同13日)の試合は欠場。フィールドでの打撃練習は行わず、キャッチボールやランニングで最終調整を行った。

 登板前日は相手打者の「研究デー」でもある。「4番指名打者(DH)」で出場した11日(同12日)、ツインズ打線について「どちらかというと(相手)投手の方に集中していたので、バッターの特徴を捉えるくらいでしたけど、これから明日も時間ありますし、しっかり見たい」と話した。DHで出場時は、基本的にはベンチから相手投手の研究に集中し、打者として準備を行う。登板前日は欠場するため、「投手目線」から相手打者の研究に集中できる。

 ツ軍は、通算2000安打を達成した1番打者マウアーを筆頭に、主軸はスイッチヒッターで昨季21本塁打のエスコバル(ベネズエラ出身)と、同27本塁打のロサリオ(プエルトリコ出身)のラテン系コンビがチームを盛り上げ、手ごわい打線でもある。エスコバルは大谷について「本当に良い投手だ。日曜日(13日)は良い投手にならないことを望むよ。ハッハッハ」とジョークを飛ばす。大谷が敵陣からの冗談のような“挑発”を跳ね返せるか、注目だ。(アナハイム=斎藤庸裕)