エンゼルスの主力右腕ギャレット・リチャーズ投手(30)が12日(同13日)、右肘側副靱帯(じんたい)の再建手術、トミー・ジョン手術を受けることを明かした。

 10日(同11日)のマリナーズ戦で先発も、3回途中で緊急降板。翌日、MRI検査で靱帯(じんたい)の損傷が判明した。この日、報道対応し「数週間後に、トミー・ジョン手術を受ける。安心させるために、心配をなくすために、手術をして、また戻ってきたい」と話した。

 リチャーズは2016年にも右肘側副靱帯(じんたい)を損傷し、大谷翔平投手(24)と同様にPRP注射(プレートレット・リッチ・プラズマ=多血小板血漿)を受け、手術をせずにここまで投げてきた。注射の効果について「自分はユニークなケースだった。他の投手とは少し違う、特別なケース。医師からそういう(手術せずに注射で治療する)薦めを受けたなら、そうするべき。僕は後悔していないし、成功したと思っている」と話した。

 今季の開幕投手を務めた右腕の長期離脱はチームにとって大きな痛手。同投手は24日(同25日)に手術を受ける予定で、2020年シーズンでの復帰を目指すこととなった。今後に向けて「大丈夫。心配ない。全てうまくいく。ポジティブに考えている」と前を向いた。今季、エンゼルスの投手陣でトミー・ジョン手術を受けることとなったのは、リチャーズで4人目となった。