エンゼルス大谷翔平投手(24)が、8月31日(日本時間9月1日)、ブルペン入りし、24球を投げ調整した。前日30日(同31日)、9月2日(同3日)のアストロズ戦での復帰登板が発表された。登板前、最後のブルペンではスプリットやスライダーなど変化球を含め、各球種の精度を確認。ア・リーグ西地区首位の強敵が相手となるが、「やることだけ、やりたいと思います」と、冷静に話した。

6月6日(同7日)のロイヤルズ戦以来、約3カ月ぶりのメジャーのマウンドとなる。残り1カ月の期間で二刀流に戻るという選択に加え、打者で出続ける選択肢もあったのかという問いには「そもそも、このまま(打者出場のみで)行こうという選択肢はなかったので。それだけです。投げられるなら投げるというのが普通ですし、それが自分に与えられたポジションなので。投げられるのに投げない、打てるのに打たないということはないかなと思います」と、毅然(きぜん)とした姿勢で答えた。

復帰戦初戦は、球数を制限される見込み。ソーシア監督は「おそらく、短いイニングになるだろう」と話した。また、大谷はこの日、アストロズ戦に「6番指名打者(DH)」で出場。相手の先発は左腕バルデスで、左腕相手に先発出場するのは、8月6日(同7日)のタイガース戦以来だ。数字としては分が悪い左腕に対し、結果を残してアピールしたいところだ。(ヒューストン=斎藤庸裕)