珍プレーからエンゼルスが大逆転し、アスレチックスを9-7で下した。

エンゼルスが3点ビハインドの6回の攻撃で、1死一、二塁から5番DHの大谷翔平投手が左前打を放ち1死満塁とチャンスを広げた。しかし、6番シモンズは初球を打ち上げてしまった。打球は右翼のファウルゾーンに舞い上がり、アスレチックスの右翼ピスコティがフェンス際まで走り込み捕球するかに見えたが、スタンドのアスレチックスファンがフェンスから身を乗り出してグラブを差し出しボールをキャッチしにいった。結果はファンのグラブからボールがこぼれ落ちたが、この行為に阻まれてピスコティはファウルフライを取り損ねた。アスレチックスは妨害行為としてチャレンジしたが判定は変わらず。息を吹き返したシモンズは中前へ適時2点打を放ち、エンゼルスは1点差に迫り、7番ウォードは死球で再び1死満塁のチャンス。ここで8番カワートが右翼へ逆転満塁本塁打を放ち、エンゼルスが7-4と大逆転した。

グラブを差し出したファンへはブーイングが浴びせられ、その後、係員にうながされて退去処分となりスタンドから去っていった。