エンゼルス大谷翔平投手(24)が22日、都内の日本記者クラブで会見を開いた。2月1日の渡米時に成田空港でセレモニーを行って以来となる日本での会見となった。

大谷は午前9時59分、会見場に姿を見せると、おびただしい数のフラッシュを浴びた。「シーズン中から多数の取材、要望をいただいていたんですけど、1年目ということで集中したいということでお応えできませんでした。シーズン中のこと、術後のこと、お話しできることをお話ししたいと思います」とあいさつした。

同所での会見は、ポスティングシステムを利用してのメジャーリーグ挑戦を表明した17年11月11日以来、約1年ぶりだった。「あの時の、やるぞという気持ちから、いろいろありましたけど、1年間、楽しい日々を送れたかなと。終わってみたら、いいシーズンと思える。来年の課題含め充実したシーズンでした」と語った。今季の大谷は、メジャーで本格的な二刀流に挑戦。投げては10試合に登板し、4勝2敗、防御率3・31。打っては打率2割8部5厘、61打点、22本塁打、10盗塁で、ベーブ・ルース以来の史上2人目の「10本塁打以上と4勝以上」を達成した。「10試合登板、20本塁打、10盗塁」を記録したのはメジャー史上初で、ア・リーグの最優秀新人(新人王)に選出された。新人王受賞は、日本人選手では01年のイチロー外野手(マリナーズ)以来17年ぶり4人目の快挙だった。【村上幸将】